- 歯ぎしり
- 2025.6.2
お子様の歯ぎしり大丈夫?

はいさい(こんにちは)🌺
ひらばやし歯科・歯科医師・平林孝将です。
本日は親御様から質問の多い
「うちの子、歯ぎしりがひどいのですが・・・」
という質問にお答えいたします🌟
お子様の歯ぎしりは生理現象!
歯ぎしりは成長に伴う噛み合わせの変化に順応するために
噛みやすい場所を探していると言われています。
これから生えてくる歯の位置や顎の位置を決める
生理現象なので心配なさらないでください。
ほとんどが経過観察で問題ありません、
どれぐらいの割合で歯ぎしりするの?
歯ぎしりの頻度は成人で約8%と言われていますが、
就学前の3~5歳児の歯ぎしりする割合は30%である
と報告されています。成人よりもかなり高い割合です。
小児の歯ぎしりする割合は14~30%あり成長とともに
減少すると考えられます。
お子様の歯ぎしりの原因は?
お子様の歯ぎしりの原因は多岐にわたり特定はできません。
また成人のようにコンセンサスは得られておりません。
しかし過去の文献からの報告をまとめると
睡眠障害や頭痛、遺伝やスマホやテレビの視聴などと
関連することもあるようです。
まずは生活習慣の改善や睡眠環境の改善を図るのいいかもしれません。
お子様の歯ぎしりを治療しないといけない場合は?
万が一、歯や顎の痛みや頭痛など日常生活に
支障をきたす場合にはマウスピースなどの装置を
装着することで症状が改善することもあります。
しかし小児のマウスピースは顎の成長発育に影響を及ぼす
可能性があるので短期間にとどめておくのが望ましいでしょう。
歯並びと歯ぎしり関係するの?
歯並びが悪いことが歯ぎしりの原因ではないと結論が出ています。
叢生(歯並びガタガタ)との間に弱い関連性も認める
という報告もありますがエビデンスは得られていません。
結論
日常生活に支障をきたすような症状(顎の痛みなど)がなければ
お子様の歯ぎしりは問題ありませんが
念の為歯医者でチェックしてもらいましょう!!