乳歯の後ろから永久歯が生えてきた

ひらばやし歯科・小児歯科 院長の平林です。

今回はお問合せの多い、「乳歯の後ろから永久歯が生えてきた」についてテーマにしたいと思います。

問い合わせの多くが、6歳頃の下あごの乳前歯の後ろから永久歯が生えてきて、二枚歯になっているというお問合せです。

二重歯列について

保護者の方は驚かれますが、このようになることは珍しくありません。

なぜなら下の永久前歯は乳歯の真下から生えてくるわけではなく、内側（ベロ側）から生えるため、乳歯の歯根の吸収が不完全になるためです。

乳歯が大きく揺れている場合は慌てて抜歯する必要はないでしょう。

しかし、全く揺れていない場合や二枚歯の状態が長く続く場合は 積極的に抜歯する必要があります。

抜歯を伴う二枚歯を治療する流れ

抜歯する際には、痛みがないようにわずかに局所麻酔をします。

手順としては表面麻酔を塗り（少し苦いです）、粘膜表面がしびれたら、ゆっくり麻酔をします。

その後2~3分待ち抜歯をします。

抜歯後は邪魔している乳歯がなくなりますので自然と永久前歯は舌の力で押されて エスカレーターのように徐々に前へ移動します。

もしご自身で判断できないときは、ひらばやし歯科を予約受診してくださいね。

お待ちしています。