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- 2025.2.25
生え替わった永久歯が黄色!?&ギザギザ!?

生え替わった永久歯が黄色い
歯の構造は外側からエナメル質と象牙質から構成されます。
永久歯は抜けた乳歯に比べると幅も厚みも大きいのはご存知かと思います。
エナメル質(透明)の厚みは乳歯と永久歯はそれほど差はありませんので
象牙質(黄色)の厚みが永久歯の方がかなり厚くなります。
そのため乳歯に比べると永久歯が黄色く見えるのです。
特に混合歯列期の前期頃はまだ乳歯が多数残っておりますので
比較すると黄色く感じてしまうかもしれませんが、異常なことではありません。
ですがエナメル質形成不全(またの機会にテーマにしますね)や
お茶などの着色の沈着で黄色く見える場合もありますので
歯科医院でのチェックはしてもらいましょう。
生え替わった永久歯がギザギザ
萌出したての歯は先端がギザギザしています。
これは異常なことではなく3つの歯の赤ちゃんが癒合して
1本の歯が出来上がるためです。専門的には発育葉といいます。
先日いらっしゃった患者さんのお子様はチューリップ🌷が生えてきた
とおっしゃってました。可愛いですね。
このギザギザもやがては咬耗(歯の摩耗)によってすり減って
まっすぐになります。これも生理的な現象で問題ありません。
ただし開咬(奥歯で噛んでも前歯が空いている噛み合わせ・不正咬合)の患者さんは
前歯で咬めませんのでこのギザギザが残ります